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シリコン配合シャンプーは悪なのか?


シリコン配合シャンプーは悪なのか?

シリコンは悪か?

化学的にシリコン(silicon)とシリコーン(silicone)は別物です。シリコンとは元素の一種でケイ素(Si)のことです。シリコーンは有機基の結合しているシリコンが酸素と連なってできている高分子化合物です。シャンプーでシリコンと呼ばれているものは、正式にはシリコーンの方です。(ここでは紛らわしいのでシリコンで統一します。)

シリコンは化学的に非常に安定性の高い物質です。その安定性から豊胸手術の原料にも使用されています。

シャンプーに配合されているシリコンは、髪をコーティングする目的で配合されています。シャンプーの成分表記では、ジメチコン、ジメチコンコポリオール、フェニルトリメチコン、シクロメチコン、コポリマー(アミノエチルアミノプロビルメチコン)シリカ、アモジメチコン、シロキなどと記載されています。これらの表記があった場合、そのシャンプーにはシリコンが配合されていると思って間違いないでしょう。

さて、シリコン配合シャンプーは、本当に体に悪いのでしょうか?実は日本ではシリコンの毒性についての研究がほとんど行われていません。海外でも研究例は少ないのが現状です。その数少ない海外の研究を調べてみると、ごく一部のシリコンについて「人体に悪影響の可能性がある」とあります。重要なので繰り返しますが、「悪影響がある」ではなく「悪影響の可能性がある」です。

慌てず恐れず、冷静に考えてみてください。人体に悪影響がある物質ですらこの世の中に多数あります。悪影響の可能性がある物質なんて無数にあると言ってもよいぐらいです。私たちが普通に使用しているものの成分にも数多くあります。

シリコンの毒性については、海外の研究でもあまり報告がないとう状況にもかかわらず、このように日本のインターネットで「シリコン=悪」と書かれているのは、一部のメーカーが自社のシリコン無配合のシャンプーを数多く販売したいがために、消費者の不安を煽っていることが原因の一つと考えられます。

したがって、「シリコン=悪」を営業文句にしているシャンプーを購入する際は、冷静に検討しましょう。シリコンの入っていないノンシリコンシャンプーを購入する際は、別途髪に有用な成分が入っているかがポイントです。髪の手触りを重視するならシリコン配合のシャンプーの方が、その効果が高いのが一般的です。ただし、シリコンの濃度が高すぎると、重たい仕上がりになるので注意が必要です。

今後、当研究会でもシリコンの毒性については注視していきますが、皆様もこのような消費者を煽る発言に踊らされないように心掛けていただきたいと思います。


 

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