ヘッダー

シャンプー基礎知識

サブトップ

シャンプーの法的な分類

シャンプーは「化粧品」と「医薬部外品」に分類されます。

化粧品」は人体を清潔に保ち保護するという衛生的な目的と、見た目を変えるという美容的な目的を持っています。

一方、「医薬部外品」は人体に何らかの薬理作用を与えるという目的があります。そのため医薬部外品には、薬効を目的とした成分が配合されています。

項目 化粧品 医薬部外品
シャンプー 通常のシャンプー 薬用シャンプー
成分表示 全成分表示義務 140の表示指定成分のみ表示義務

化粧品」は法律により全成分表示が義務付けられており、次の決まりがあります。

  • 全ての成分を容器に表示する。(50mlまたは50g以下の小さな容器の場合は、添付の文書に代替することが例外として認められている。)
  • 配合されている濃度の大きい順に表示する。(ただし1%未満の成分は順不同でもよい。)
  • 着色剤は最後にまとめて表示する。

一方、「医薬部外品」は、現在のところ全成分表示の義務はありません。薬事法改正で化粧品の全成分表示が義務付けられた際、多くのメーカーが全成分表示する必要のない「医薬部外品」の製造に力を入れたことは、我々消費者も注意すべきでしょう。

シャンプーの成分構成

シャンプーは主に次の6つで構成されています。

界面活性剤(乳化剤などの補助的な目的を含む)

界面活性剤は水と油を仲立ちするものです。水にも油にも馴染むので、油汚れを包み込み、水で洗い流すことができるのです。シャンプーの主成分は界面活性剤です。シャンプーだけでなく石けんや洗剤の主成分も界面活性剤と言えます。

界面活性剤は「天然物」、「石けん系」、「脂肪酸エステル系」、「アミノ酸系」、「高級アルコール系」、「石油系」の6つに分類されます。この6種類を化学的な反応を用いて精製されたか否かによって分類すると、下表のとおりになります。

石けんは天然系でなく「合成界面活性剤」です。化学的に精製されるからです。

一方、界面活性剤を精製した原料により分類すると以下のようになります。

高級アルコール系の一部は天然由来のものを原料にしているため、このような分類になっています。

一般的に、原料が石油の方が安価なため、市販のシャンプーなど大量生産されているシャンプーの多くは「石油由来の界面活性剤」が使用されています。「石油由来の界面活性剤」は、(人によって)刺激が強すぎたり、脱脂力(脂を取る力)が強すぎたりするので注意が必要です。

シャンプーは星の数ほど種類がありますが、この界面活性剤の配合によって、そのシャンプーの特徴が決まると言っても過言ではありません。

(本サイトの各シャンプーの評価にある界面活性剤は、乳化目的や補助的な目的の成分は含めておりません。)

頭皮に有用な成分

界面活性剤は頭皮を洗浄しますが、頭皮の脂を取り除き過ぎてしまう場合もあります。そこで、頭皮を保湿するための成分が含まれているシャンプーもあります。保湿以外にも頭皮の血行を促進する成分が入っているものもあります。

医薬部外品に分類される薬用シャンプーでは、フケやカユミを抑える成分や、育毛成分などの有効成分が配合されています。

髪に有用な成分

シャンプーに含まれる髪に有用な成分は2つに分類することができます。

1つは髪の内部に浸透し、髪を補修する成分です。髪の主な成分はタンパク質なので、髪と同じタンパク質系の成分が配合されます。例をあげると加水分解ケラチン、加水分解シルク、加水分解コムギタンパクなどです。(加水分解コムギタンパクはアレルギーに注意。)タンパク質系以外にも、パンテノールなど髪に浸透して補修する効果のある成分もあります。

もう1つは、髪の表面をコーティングする成分です。有名なのがシリコンです。(シリコンに関してはこちらをご覧ください。)シリコン以外には、ツバキ油やホホバ油、ポリクオタニウムなどの成分があります。(これらは頭皮の保湿・保護にも有用です。)

香料

香料は植物性香料(天然香料)、動物性香料(天然香料)、合成香料に分類されます。香りは人によって好みが分かれますので、どの香りが良いとかは一概に言えません。また、植物性香料でも人によってはアレルギー反応を引き起こしますし、植物性香料だから良いということも一概に言えません。自分の好みにあった香りのシャンプーが一番です。

着色料

着色料を使用しているシャンプーは減少傾向にあります。しかしながら、原料の色のままだと黄ばんだ色もあり、黄ばんだ色だと印象が悪いため着色するものもあります。

防腐剤

シャンプーには必ず防腐剤が入っていると断言してよいでしょう。防腐剤も「悪」というイメージがありますが、防腐剤が入っていなくて直ぐに細菌が繁殖する方が、よほど人体に対して悪影響を与えます。シャンプーの販売ページで「防腐剤不使用」とあるものは誤った表記です。書くとすれば「合成防腐剤不使用」などです。

シャンプーに良く使用される防腐剤には、メチルパラベン、エチルパラベン、フェノキシエタノール、安息香酸Na、ソルビン酸Kなどがあります。

 

一般社団法人日本シャンプー分析協会がシャンプーを評価するために得た情報は、 日本シャンプー分析協会が信頼できると判断した情報に基づいております。 日本シャンプー分析協会はその正確性または完全性に関して何ら表明を致しません。 本サイトに掲載されたシャンプーの評価は、日本シャンプー分析協会の現時点の意見であり、 シャンプーの購入等を推奨するものではありません。 この意見は予告なしに変更される場合があります。 本サイトにより、シャンプー購入者、製造メーカー、販売業者、及び、その他いかなる者が、 損害を被ったとしても(逸失利益を含みます。)、 日本シャンプー分析協会は一切の責任を負いません。